山野草マニアックス vol.5
日本の野生ラン全317種の自生環境概略と分布域一覧
農学博士 小林晴夫 監修
| 属 | 種名 | 自生地の環境 | 分布地・その他 |
| ヤクシマラン属 | ヤクシマラン | 常緑広葉樹林帯の林床 | 屋久島、種子島―ヤクシマラン亜科 |
| アツモリソウ属 | H コアツモリソウ | 山林樹下の腐養質に富むところ | 北海道西南部、本州中北部、四国(高知県)、九州(熊本県) |
| H.L クマガイソウ | 山地樹林下・特に杉林、竹林に群生 | 北海道西南部、本州、四国、九州―唇弁に紅紫色の現れないものをキバナクマガイソウ | |
| H キバナノアツモリソウ | 亜高山の落葉樹林下や草原 | 秋田県男鹿半島、本州中部地方・特にフォッサマグナ周辺、稀に白花品 | |
| エゾノクマガイソウ | 北海道―側花弁上部がキバナノアツモリではくびれるのに対し、本種はくびれない | ||
| H アツモリソウ | 山地の草原か疎林内 | 本州中部以北、北海道―白花品、淡黄花品もある | |
| H レブンアツモリソウ | 海岸草原に稀産 | 礼文島特産、淡黄色、側花弁は広卵円形で先は短くとがる | |
| H ホテイアツモリソウ | 亜高山帯の草原 | 本州中部―稀に白花がある | |
| H カラフトアツモリソウ | 北海道―蕚片、側花弁が栗褐色 | ||
| ミズトンボ属 | H イヨトンボ | 暖地の湿った原野の草の間 | 千葉県以西、四国、九州 |
| H タカサゴサギソウ | 山地の日当たりの良い湿地 | 屋久島、琉球 | |
| W タコガタサギソウ | 低山帯の湿地 | 宮崎県に稀産(ヒュウガトンボ)―絶滅種 | |
| ムカゴトンボ | 山地の日当たりの良い湿地 | 千葉県以西〜奄美諸島 | |
| W ヒゲナガトンボ | 絶滅種 | 宮崎県―唇弁の側裂片が10〜12mmあり、特に長い | |
| H サギソウ | 低地の日当たりのよい湿地 | 本州、四国、九州 | |
| ダイサギソウ | 山地の日当たりのよいやや湿った草原 | 千葉県以西の太平洋側、四国、九州、琉球 | |
| ミズトンボ | 山地の日当たりのよい湿地 | 北海道西南部〜九州(アオサギソウ) | |
| オオミズトンボ | 山地の日当たりのよい湿原 | 北海道、本州の関東以北―(サワトンボ) | |
| W ヒメミズトンボ | 山地の湿原 | 本州(尾瀬ヶ原)、北海道―(オゼノサワトンボ) | |
| H リュウキュウサギソウ | 奄美大島以南―花全体としてひげだらけに見える | ||
| トンボソウ属 | イイヌマムカゴ | 山地の林下 | 北海道南部、本州、四国、九州(霧島山)―「草木図説」のムカゴソウは本種 |
| トンボソウ | 山林の樹下 | 北海道〜九州(コトンボソウ) | |
| ヒロハトンボソウ | 山地の樹林内 | 北海道、本州(長野県) | |
| アオチドリ属 | アオチドリ | 山地樹林下のやや湿った所 | 北海道、本州中北部、四国(剣山、東赤石山)―(ネムロチドリ) |
| タカネアオチドリ | 南アルプスの高山帯 | ||
| ムカゴソウ属 | ムカゴソウ | やや湿った草地 | 北海道西南部〜琉球 |
| H クシロチドリ | 樹林下の湿った所 | 北海道(釧路、十勝)、青森県下北半島 | |
| ツレサギソウ属 | タカネトンボ | 日本海側の高山帯の湿地 | 北海道、本州中北部 |
| ミヤケラン | 山地の林や草地 | 北海道、本州北部―タカネトンボの変種 | |
| ツレサギソウ | 日当たりのよい草原や湿った林下 | 北海道西南部〜琉球 | |
| ミズチドリ | 山間の湿地や草原 | 北海道〜九州―(ジャコウチドリ) | |
| シロウマチドリ | 高山のやや湿った草原 | 北海道(夕張岳)、本州(北アルプス) | |
| ニイタカチドリ | 山地の針葉樹林下 | 九州南部(霧島山、野間岳、稲尾岳)、屋久島、奄美大島 | |
| ツクシチドリ | 常緑広葉樹林下 | 屋久島、奄美大島―根がひも状で肥厚しない、花は2〜3花で唇弁は細い | |
| エゾチドリ | 海岸近くの草原 | 北海道―(フタバツレサギ)―最も平均的に属の特徴を備えている | |
| ハチジョウツレサギ | 山地の草原 | 伊豆七島、八丈島―特産 | |
| ジンバイソウ | ブナ帯の森林樹下 | 北海道〜九州 | |
| ノヤマトンボ | 丘陵地の疎林下 | 本州〜九州―(オオバノトンボソウ) | |
| ミクラトンボ | 伊豆七島の御蔵島―基本種と比べると距が著しく短く、花も小型 | ||
| オオヤマサギソウ | 深山の樹林下 | 北海道〜九州 | |
| オオバナオオヤマサギソウ | 埼玉県三峰山および富士山―ノヤマトンボとオオヤマサギソウとの雑種説有 | ||
| ミヤマチドリ | 亜高山帯の針葉樹林下 | 北海道、本州中部以北―(ニッコウチドリ) | |
| ガッサンチドリ | 高山帯の草原 | 山形県月山、飯豊山 | |
| タカネサギソウ | 高山帯の多雪地の湿原 | 北海道、本州中北部 | |
| ヤマサギソウ | 日当たりのよい山間の草原 | 北海道〜九州 | |
| ハシナガヤマサギソウ | 北海道〜九州―距の長さが20mm以上 | ||
| オオバナヤマサギソウ | 本州中国地方〜九州―距の長さが30mmをこえる | ||
| マイサギソウ | 高冷地の日当たりのよい草地 | 北海道南部、本州中北部 | |
| ハチジョウチドリ | 伊豆七島 | ||
| キソチドリ | 高山の針葉樹林下 | 関東より東海地方の太平洋側―(ヒトツバキソチドリ)、この種は地理的変異が多い | |
| オオキソチドリ | 北海道、本州東北・中部地方の日本海側―北方型で、茎は30cmをこえ、葉も大型 | ||
| ナガバノキソチドリ | 本州中部地方から紀伊半島を経て、四国、九州―西南日本型で、葉は線状狭楕円形〜広線形 | ||
| ヤクシマチドリ | 樹林下 | 九州大隈半島、屋久島、奄美大島 | |
| ホソバノキソチドリ | 亜高山帯の日当たりのよい草地 | 北海道、本州中北部、四国(剣山) | |
| コバノトンボソウ | 日当たりのよい湿った草原 | 北海道〜九州―種内変異 | |
| ナガバトンボソウ | 九州大隈半島、屋久島―種内変異 | ||
| ツブラトンボソウ | 本州東北地方〜北陸地方の日本海側の多雪地帯―種内変異(ヒトツバチドリ) | ||
| ミスズラン属 | R ミスズラン | 針葉樹林下に稀産 | 関東地方の浅間山、中部地方の八ヶ岳―中国西部と日本に4種がある |
| ジョウロウラン属 | L ジョウロウラン | 西表島(琉球)―地生の多年草 | |
| ハクサンチドリ属 | カモメラン | 深山の湿気の多い林縁 | 北海道、本州中部以北、紀伊半島、四国―(イチヨウチドリ、カモメソウ) |
| オノエラン | 山地の日当たりのよい岩石まじりの草地 | 本州中北部、紀伊半島―日本の特産種 | |
| ハクサンチドリ | 高山帯の湿原や草原 | 北海道、本州中部以北―白花のものをシロバナハクサンチドリという | |
| ウズラバハクサンチドリ | 高山帯の湿原や草原 | 東北地方から北では葉面に暗紫色の斑点を有するもので、白花品もある | |
| H ニョホウチドリ | 亜高山の草地 | 関東地方の日光女峰山、中部地方の八ヶ岳、南アルプス―日本の特産種、稀に白花品 | |
| H ウチョウラン | 山地の湿った岸壁 | 本州関東以西〜九州―(イワラン、コチョウラン、アリマラン) | |
| H クロカミラン | 山地の集塊岩の根方付近 | 佐賀県黒髪山 | |
| H アワチドリ | 山地の明るい草原の斜面 | 千葉県安房地方の特産―稀に純白種 | |
| H.L ヒナチドリ | ブナ帯の古木に着生 | 本州、四国―日本の特産種、白花品もある | |
| H チャボチドリ | 北海道釧路地方に稀産―最下の苞が大きく葉状で、長さ4cm | ||
| H サツマチドリ | 九州南部 | ||
| ヒナラン属 | オキナワチドリ | 山地の湿った岩上 | 九州南部〜西南諸島 |
| H イワチドリ | 山中の日陰の岸壁 | 本州中部地方以西、四国、稀に白花―(ヤチヨ)―唇弁が大の字になる | |
| コアニチドリ | 多雪地の山地の湿原や湿った岩場 | 北海道、本州中部以北―花後にむかごを付ける | |
| H ヒナラン | 山地樹林下の岩上 | 愛知県以西と茨城県北部、四国、九州―(ヒメイワラン) | |
| トラキチラン属 | L トラキチラン | 針葉樹林中 | 北海道、本州中北部に稀産 |
| L アオキラン | ブナ帯の林床 | 本州中北部に稀産 | |
| L タシロラン | 常緑樹林下 | 関東地方南部、九州南部、琉球に稀産―発見者・田代善太郎の名を記念した和名 | |
| ニラバラン属 | ニラバラン | 海岸に近い日当たりのよい草地 | 伊豆七島、千葉県以南〜沖縄 |
| ムカゴサイシン属 | L ムカゴサイシン | 常緑樹林下 | 本州、九州、琉球 |
| H ヤエヤマヒトツブクロ | 沖縄以南の林野 琉球―(アオイボクロ) | ||
| イリオモテムヨウラン属 | R イリオモテムヨウラン | 川に沿った森林中 | 石垣島、西表島―地生の無葉緑腐生ラン |
| コオロギラン属 | H.L コオロギラン | 常緑広葉樹林下〜杉林下 | 和歌山県、四国、九州に稀産―高知県の横倉山で発見 |
| オニノヤガラ属 | オニノヤガラ | 山地の樹林下、ナラタケと共生する | 北海道〜九州―(ヌスビトノアシ)―花茎は1m以上になる |
| アオテンマ | 山林中の落葉 | オニノヤガラの中で茎が全体に緑色になるもの | |
| シロテンマ | オニノヤガラの中で茎が短く、花とともに淡黄色のもの | ||
| L ナヨテンマ | 常緑広葉樹林下 | 千葉県南部、静岡県、広島県、四国、九州に稀産 | |
| L ハルザキヤツシロラン | 常緑樹林下 | 和歌山県、四国、九州、琉球に稀産―熊本県八代市で発見 | |
| アキザキヤツシロラン | 常緑樹林下や竹林中 | 千葉県以西、四国、九州〜琉球、小笠原諸島に稀産―(ヤツシロラン) | |
| L コンジキヤガラ | 石垣島、西表島、与那国島―アキザキヤツシロランと同種とする説もある | ||
| ムニンヤツシロラン | 小笠原―アキザキヤツシロランと同種とする説もある | ||
| ヒメヤツシロラン属 | L ヒメヤツシロラン | 常緑樹林下 | 種子島、トカラ列島、琉球 |
| L ユウレイラン | 琉球―ヒメヤツシロランと比べて花被片は2倍の長さがある | ||
| トキソウ属 | トキソウ | 日当たりのよい湿原 | 北海道、本州、四国、九州―白花もある |
| ヤマトキソウ | 山地、丘陵の日当たりのよい草地 | 北海道〜九州―白花もある | |
| ムヨウラン属 | ホクリクムヨウラン | 常緑広葉樹林(スダジイ、ウラジロガシ)下 | 本州東北地方南部、北陸地方―花や果実に短い突起をつける |
| クロムヨウラン | 常緑広葉樹林下 | 伊豆七島、東海地方、紀伊半島、四国、九州 | |
| ムラサキムヨウラン | 常緑広葉樹林下 | 九州南部、屋久島、琉球 | |
| アワムヨウラン | 常緑広葉樹林下 | 和歌山県、徳島県、奄美大島 | |
| ウスギムヨウラン | 常緑広葉樹林下 | 九州 | |
| キイムヨウラン | 常緑広葉樹林下 | 和歌山県、徳島県 | |
| R サキシマスケロクラン | 琉球 | ||
| オキナワムヨウラン | 琉球 | ||
| テガタチドリ属 | ミヤマモジズリ | 深山の針葉樹林中 | 北海道、本州中部地方以北、四国 |
| H.L フジチドリ | 湿気を受けるブナ帯の樹幹に着生 | 主産地は愛鷹山と丹沢山地、他に富士山、長野県南部、東北地方 | |
| テガタチドリ | 亜高山〜高山帯の草原 | 北海道、本州中北部―(チドリソウ) | |
| ノビネチドリ | 山地の樹林下の湿った所 | 北海道、本州中北部、四国、九州―白花をつけるものもある | |
| ツチアケビ属 | ツチアケビ | 落葉樹林下やササの群落中 | 北海道札幌以南、本州、四国、九州―ナラタケと共生する腐生植物 |
| L タカツルラン | 常緑樹林下 | 屋久島、種子島、琉球―(ツルツチアケビ)―古木に高くはい上がる | |
| タネガシマムヨウラン属 | タネガシマムヨウラン | 疎林下や竹林下 | 九州(高隈山)、屋久島、種子島、琉球―(無葉緑腐生植物) |
| キンラン属 | キンラン | 山や丘陵地の疎林下 | 北海道、本州、四国、九州 |
| ササバギンラン | 低山〜山地の林内 | 北海道、本州、四国、九州 | |
| ニシダケササバギンラン | 八ヶ岳の西岳―花が汚黄褐色 | ||
| ギンラン | 低山〜山地の林内 | 北海道、本州、四国、九州 | |
| エゾギンラン | 北海道、本州中部以北−ギンランの種内変異説もある | ||
| D クゲヌマラン | 海岸の砂質のクロマツ林下 | 太平洋側の宮城県〜和歌山県、四国の小豆島―ギンランの種内変異説もある | |
| ユウシュンラン | 深山に生える | 北海道〜九州―葉がほとんどない | |
| サカネラン属 | サカネラン | 落葉樹林下 | 北海道、本州中北部、九州(高隈山)―株全体に毛がある |
| エゾサカネラン | 北海道−サカネランの全草無毛のもの | ||
| ヒメムヨウラン | 亜高山の針葉樹林下 | 北海道、本州中北部 | |
| カキラン属 | カキラン | 日当たりのよい低山の湿地、泥炭地 | 北海道、本州、四国、九州― (スズラン) |
| キバナカキラン | 本州東北地方―茎の下部が紫色を帯びないもの | ||
| イソマカキラン | 九州南部―唇弁が側花弁と同形のもの | ||
| エゾスズラン | 亜高山帯の森林内 | 北海道、本州、四国、九州―(アオスズラン) | |
| D ハマカキラン | 海岸のクロマツ林下 | 青森県から愛知県に至る太平洋側―エゾスズランの変種 | |
| マルバハマカキラン | 神奈川県―ハマカキランの葉が円形に近いもので稀産 | ||
| フタバラン属 | アオフタバラン | ブナ帯中心 | 本州、四国、九州 |
| タカネフタバラン | 亜高山帯の針葉樹林下 | 北海道、関東地方北部と中部地方 | |
| ヒメフタバラン | 常緑樹林帯の林床 | 本州、四国、九州―(ムラサキフタバラン) | |
| フイリヒメフタバラン | 屋久島―ヒメフタバランの葉の中央に白条のあるもの | ||
| ミドリフタバラン | 関東地方―花にまったく紫色の着色部のないもの | ||
| ナガバヒメフタバラン | 琉球―葉が楕円形となる | ||
| ミヤマフタバラン | 亜高山帯の針葉樹林下 | 北海道、本州中部地方以北、四国(東赤石山)、九州(祖母山) | |
| フイリミヤマフタバラン | 浅間山―葉の中央に白条がある | ||
| ミドリミヤマフタバラン | 浅間山―花が全く緑色 | ||
| コフタバラン | 亜高山帯の針葉樹林下 | 北海道、本州中北部、四国―(フタバラン) | |
| バイケイラン属 | H バイケイラン | 西表島、石垣島―高さ1m以上、多数の葉を左右につけ長さ4cm以上の白花を総状に腋生する | |
| H チクセツラン | 小笠原諸島―固有種 | ||
| ネッタイラン属 | ヤクシマネッタイラン | 常緑広葉樹林中 | 四国(室戸岬、足摺岬)、九州(壱岐、平戸、甑島)、屋久島、奄美(大島、徳之島) |
| ハチジョウネッタイラン | 伊豆七島(八丈島、御蔵島、大島) | ||
| アコウネッタイラン | 沖縄本島 | ||
| ヒメノヤガラ属 | ヤクシマアカシュスラン | 常緑樹林下 | 伊豆七島(三宅島、神津島)、九州南部、屋久島、種子島、琉球 |
| カゲロウラン | 暗い林内 | 四国(高知県)、九州南部、屋久島、琉球−(オオスミキヌラン) | |
| H オオカゲロウラン | 石垣島、与那国島 | ||
| ヒメノヤガラ | 常緑樹林下 | 手岩手県以南〜九州―無葉緑腐生植物 | |
| ジャコウシュスラン | 暗い林内 | 沖縄―葉が広く花は白くて芳香がある | |
| シュスラン属 | ツリシュスラン | 深山の樹幹や岩上に着生 | 北海道、本州、四国、九州―花は小さく白く、唇弁基部だけが紺紅色 |
| ヒロハツリシュスラン | 北海道、本州中部以北―葉幅広く卵形 | ||
| キンギンソウ | 林縁の流れのわき | 小笠原、屋久島、琉球 | |
| ハチジョウシュスラン | 常緑樹林下 | 伊豆七島―変異が多い | |
| オオシマシュスラン | 伊豆大島―葉に白色の帯状斑がなく、暗緑色 | ||
| カゴメラン | 壱岐、種子島、屋久島、奄美大島、琉球、―葉の表面に白い格子状の網目模様 | ||
| シライトシュスラン | 屋久島―葉の中肋に細い1白条がある | ||
| ヤクシマシュスラン | 九州南部、屋久島 | ||
| ベニシュスラン | 常緑樹林下 | 関東地方以西、四国、九州―淡紅色の花は不釣り合いに大きく長く3cm以上 | |
| アケボノシュスラン | 落葉樹林下 | 北海道、本州、四国、九州、奄美大島 | |
| ツユクサシュスラン | 常緑樹林下 | 九州南部、天草島、甑島、屋久島、奄美大島、琉球 | |
| クニガミシュスラン | 琉球―ツユクサシュスランと同一物との意見もある | ||
| H シマシュスラン | 常緑広葉樹林下 | 九州南部、屋久島、琉球―(イチゲシュスラン) | |
| ヒメミヤマウズラ | 深山の針葉樹林林中 | 北海道、本州中北部および大台ヶ原山 | |
| ミヤマウズラ | 常緑広葉樹林下 | 北海道中部〜九州、奄美大島 | |
| アオミヤマウズラ | 常緑広葉樹林下 | 北海道、本州、四国、九州―葉に白色の斑紋のないもの(フナシミヤマウズラ) | |
| シュスラン | 常緑樹林下 | 千葉県以西、四国、九州―(ビロードラン) | |
| ナンカイシュスラン | 小笠原(南硫黄島)固有種 | ||
| R ムニンシュスラン | 小笠原(父島、母島)固有種 | ||
| ヤブミョウガラン | 奄美大島 | ||
| ナンバンキンギンソウ | 琉球 | ||
| キバナシュスラン属 | H キバナシュスラン | 八重山諸島―この属の分布の北限 | |
| H コウシュンシュスラン | 八重山諸島 | ||
| イナバラン属 | H.L イナバラン | 常緑広葉樹林下 | 屋久島、沖縄 |
| オオギミラン | 琉球―花色が白で唇弁の長さが短いがイナバランと同種とする説もある | ||
| H ハツシマラン | 常緑樹林下 | 鹿児島県に稀産―本属の北限 | |
| ハクウンラン属 | ヤクシマヒメアリドオシラン | 常緑樹林下 | 九州の大隈半島、甑島、屋久島、琉球 |
| ハクウンラン | 本州北部はヒバ林下、その他の地域では常緑広葉樹と落葉広葉樹との混交林下 | 本州、九州―(ムライラン、イセラン) | |
| オオハクウンラン | 常緑広葉樹林下 | 伊豆七島の利島、新島、三宅島、御蔵島 | |
| アリドオシラン属 | アリドオシラン | 亜高山の針葉樹林の林床 | 北海道、本州近畿地方以北、四国 |
| ツクシアリドオシラン | 四国(剣山、石鎚山)、九州(霧島、高隈山)、屋久島 | ||
| カイロラン属 | H タネガシマカイロラン | 常緑樹林下 | 種子島、屋久島、琉球―(アカバシュスラン) |
| H アリサンムヨウラン | 常緑樹林下 | 沖縄本島、久米島―(ヨシヒサラン) | |
| キヌラン属 | キヌラン | 日当たりのよい草原 | 九州南部、屋久島、種子島、琉球(ホソバラン) |
| イシガキキヌラン | 常緑樹林下 | 屋久島、奄美大島、琉球 | |
| ヤンバルキヌラン | 常緑樹林下 | 屋久島、琉球 | |
| H オオキヌラン | 石垣島、尖閣諸島―(センカクキヌラン)―ヤンバルキヌランと同種との説もある | ||
| L ムニンキヌラン | 小笠原(母島)―戦後絶滅種―ヤンバルキヌランと同種との説もある | ||
| H ジャコウキヌラン | 沖縄本島、与那国島 | ||
| ネジバナ属 | ネジバナ | 日当たりのよい草地 | 北海道、本州、四国、九州―(モジズリ)―花色が白色のものをシロモジズリ、緑色のものをアオモジズリとも称される |
| ナンゴクネジバナ | 奄美大島〜琉球―花序に毛がない | ||
| ホテイラン属 | H ホテイラン | 亜高山帯の針葉樹林下 | 本州中部地方 |
| ヒメホテイラン | 針葉樹林下やヒノキアスナロ林下 | 北海道(定山渓)、青森―白花品もある | |
| ショウキラン属 | ショウキラン | 深山の樹林下またはササ原 | 北海道西南部、本州、四国、九州、屋久島―地生の無葉緑腐生植物 |
| キバナノショウキラン | ブナ帯の落葉樹林下またはササ原 | 本州(関東〜紀伊半島)、四国、九州 | |
| ヒトツブクロ属 | ヒトツブクロ | 山地の明るいアカマツ林の林床 | 本州、四国、九州 |
| R ヒトツブクロモドキ | 長崎県(多良岳)―ヒトツブクロの距が消失したもの | ||
| ナリヤラン属 | ナリヤラン | 琉球(西表島、石垣島) | |
| シラン属 | G.H.P シラン | 湿り気のある草地―石灰岩の大地(北九州市平尾台)に大群落 | 本州中南部、四国、九州、琉球―白花品をシロバナシラン、葉の縁が白色のものをフクリンシラン |
| コウトウアマナラン | 琉球の西表島―花が小さく、唇弁の中裂片の縁の波が著しい | ||
| クモキリソウ属 | チケイラン | 常緑広葉樹の樹幹や岩上に着生 | 九州南部、四国、琉球 |
| コクラン | 常緑広葉樹林中 | 千葉県以南、四国、九州 | |
| ユウコクラン | 常緑広葉樹林の暗い林床 | 九州南部、琉球 | |
| コガネユウコクラン | 沖縄本島―種内変異で、葉に黄金色の斑がある | ||
| シマササバラン | 常緑広葉樹林下 | 伊豆七島―種内変異で花が基本種より小さく、唇弁に緑色の部分がある | |
| ジガバチソウ | 山地樹林下や朽木の上にコケとともに生える | 北海道、本州、四国、九州―花色が淡緑色のものをアオジガバチソウ、黒褐色のものをクロジガバチソウ、また葉の周囲が白色の品種をフクリンジガバチソウと称される | |
| クモイジガバチ | 深林のブナの古木につく | 茨城県の山地 | |
| ヒメジガバチソウ | 伊豆七島―全体に小型 | ||
| クモキリソウ | 雑木林の下 | 北海道、本州、四国、九州―花が淡緑色をアオグモ、黒褐色をクログモと称し変異がある | |
| H フガクスズムシソウ | 亜高山帯のブナの樹上に着生 | 富士山周辺と近畿地方の大台ヶ原山―スズムシソウとクモキリソウとの自然雑種 | |
| ギボウシラン | 常緑樹林中 | 北海道、本州、四国、九州、屋久島―(キンポクラン) | |
| セイタカスズムシソウ | 山地の林地や岩上 | 北海道、本州、四国、九州―背が高く唇弁は長さ7〜8mm | |
| スズムシソウ | 山地の湿った林内 | 北海道、本州、四国、九州―一般に背が低く、花は少ないが大きい | |
| ササバラン | 日当たりのよい草原 | 千葉県以西、四国、九州、沖縄 | |
| L シマクモキリソウ | 小笠原諸島、奄美大島 | ||
| キノエササラン | 父島、母島、南硫黄島−小笠原諸島の固有種 | ||
| H コゴメキノエラン | 常緑広葉樹の樹幹に着生 | 奄美大島 | |
| サワラン属 | サワラン | 湿地のミズゴケとともに生える | 北海道、本州中部以北―日本の特産属―(アサヒラン) |
| H キリガミネアサヒラン | 湿原 | 霧ケ峰、尾瀬、立山―上向に向かって半開 | |
| ヤチラン属 | ホザキイチョウラン | 針葉樹林帯下部からブナ帯上部の林下 | 北海道、本州近畿地方以北、四国(剣山、石鎚山)―(ホザキフタバラン) |
| H.W ヤチラン | 高層湿原の水蘚中に稀産 | 北海道、本州中北部 | |
| L シマホザキラン | 父島、北硫黄島―小笠原諸島の固有種、1980年代初めに絶滅 | ||
| イリオモテヒメラン | 石垣島、西表島、与那国島 | ||
| R キザンヒメラン | 石垣島、西表島―(ホザキヒメラン) | ||
| R マツダヒメラン | 沖縄本島 | ||
| コイチヨウラン属 | コイチヨウラン | 針葉樹林下 | 北海道、本州中北部、四国(剣山、白髪山) |
| H ハコネラン | 主に太平洋側のブナ帯の林下 | 埼玉県、神奈川県、静岡県、奈良県―唇弁に歯牙があり、ずい柱上方の両側に突起がある | |
| ヨウラクラン属 | ヨウラクラン | 樹幹や岩に着生し下垂する | 本州関東地方以西、四国、九州―(モミジラン、ヒオウギラン)―花色に変異があり、赤橙色のものをベニヨウラクラン、緑色のものをアオバナヨウラクランの名がつけられている |
| H オオバヨウラクラン | 常緑樹の樹幹に着生 | 伊豆七島、和歌山県、四国、九州、屋久島、琉球 | |
| H クスクスヨウラクラン | 西表島―ヨウラクランは茎葉ともにはじめは上方に向かって伸びるがしだいに下垂する | ||
| ガンゼキラン属 | H ガンゼキラン | 常緑樹林下 | 伊豆七島、静岡県、紀伊半島、四国、九州―葉に黄色の斑点が散布しているものをホシケイランと称する |
| H カクチョウラン | 熱帯常緑樹林下 | 種子島、屋久島、琉球―(カクラン) | |
| H ヒメカクラン | 熱帯常緑樹林下 | 琉球―全体に小さく、花も径5cm未満 | |
| コウトウシラン属 | H コウトウシラン | 日当たりのよい草原 | 石垣島、西表島―径3cmもある紫紅色の花を多数つける美しいラン |
| エンレイショウキラン属 | H.L エンレイショウキラン | 常緑広葉樹林下 | 屋久島、奄美大島、琉球 |
| H.L タイワンアオイラン | 屋久島 | ||
| エビネ属 | トクサラン | 常緑広葉樹林下 | 九州南部、種子島、屋久島、琉球―別属にする説もある |
| H レンギョウエビネ | やや暗く湿った常緑広葉樹林の林床 | 種子島、屋久島、琉球 | |
| H サクラジマエビネ | 溶岩台地の林下 | 鹿児島県桜島に稀産―戦後絶滅種 | |
| H タガネラン | 海岸に近い山林樹下 | 大分県の一部に分布―固有種 | |
| H キソエビネ | やや高地(標高1500m)の森林下 | 本州中部、関東地方、四国(石鎚山) | |
| H キンセイラン | 深山の林床 | 和歌山県、山口県、四国、九州 | |
| H キエビネ | 森林樹下 | 和歌山県、山口県、四国、九州 | |
| H エビネ | 雑木林の下 | 北海道南部〜琉球―全国に分布、花被片や唇弁の色に変異があり、アカエビネ、ヤブエビネ、ダイダイエビネ、キヌタエビネ、アカクラエビネなどがある | |
| H カツウダケエビネ | 沖縄(嘉津宇岳)―エビネの変種―島の固有でエビネの南限地 | ||
| H ハノジエビネ | 徳之島―島の固有でエビネの南限地 | ||
| H キリシマエビネ | 常緑広葉樹林下 | 近畿地方南部、四国、九州、奄美大島 | |
| コキリシマエビネ | 照葉樹林(主にイスノキ)内 | 九州南部の霧島山 | |
| H アマミエビネ | 奄美大島の特産 | ||
| キバナキリシマエビネ | キリシマエビネの一群とキエビネとが分布域をともにする地域 | ||
| H オオキリシマエビネ | 常緑広葉樹林下 | 伊豆七島の新島、神津島、御蔵島、八丈島―(ニオイエビネ)、絶滅種 | |
| H ダルマエビネ | 常緑広葉樹林下 | 九州南部、屋久島―(ヒロハノカラン) | |
| オオダルマエビネ | 屋久島―ダルマエビネとツルランとの自然交雑種―(ハクツル) | ||
| ツルラン | 常緑広葉樹林下 | 九州南部、屋久島、種子島、琉球、小笠原(南硫黄島)―(カラン) | |
| シロシマツルラン | 沖縄本島―葉に白縞がある | ||
| アカボシツルラン | 屋久島、琉球―大型で、唇弁の基部の突起点が紅色 | ||
| H アサヒエビネ | 小笠原諸島の父島、母島に稀産 | ||
| オナガエビネ | 常緑広葉樹林下 | 鹿児島県の甑島、黒島、琉球―白花品をシロバナオナガエビネと呼ぶ | |
| リュウキュウエビネ | 琉球諸島―この1型にユウズルエビネと称されるものがある | ||
| H タイワンエビネ | やや暗い常緑広葉樹林の林床 | 沖縄県 | |
| H ナツエビネ | 落葉樹林のやや湿った林床 | 本州、四国、九州 | |
| オクシリエビネ | 北海道、奥尻島、青森県西部―ナツエビネの葉の裏に短毛があるもの | ||
| H サルメンエビネ | ブナ帯の落葉樹林下 | 北海道、本州、四国、九州 | |
| H トクシマエビネ | 奄美諸島の徳之島―固有種 | ||
| R タマザキエビネ | 西表島、徳之島―1970年に発見 | ||
| オオエビネ | 四国、九州 | ||
| ヒメトケンラン属 | ヒメトケンラン | 常緑広葉樹林帯の林床やササ原の中 | 伊豆七島、四国南部、九州(平戸島、福江島、甑島)、屋久島、種子島、琉球 |
| ヒメクリソラン属 | ヒメクリソラン | 雑木林の林床 | 屋久島 |
| メオトラン属 | トサカメオトラン | 琉球 | |
| イモネヤガラ属 | L イモネヤガラ | 草原林縁 | 九州南部、種子島、琉球 |
| オキナワイモネヤガラ | 沖縄本島、慶良間島、久米島 | ||
| N イモラン | 小笠原諸島の父島、母島、兄島 | ||
| サイハイラン属 | サイハイラン | 山地の湿り気の多い林内 | 北海道、本州、四国、九州―花色は変化に富み、紫色のものをベニバナサイハイラン、緑色のものをアオサイハイランと呼び、根が肥厚してサンゴ状に分枝し、葉をつけないものをモイワラン(札幌の藻岩石)という |
| トケンラン | 主に日本海側の山林内 | 北海道、本州、四国―日本特産 | |
| イチヨウラン属 | イチヨウラン | 深山の針葉樹林の林床 | 北海道、本州、四国、九州―(ヒトハラン)―日本特産種 |
| ヒメウズラヒトハラン | 深山の針葉樹林の林床 | 北海道、本州、四国、九州―変種で、葉に紫褐色の斑点が散在する | |
| コハクラン属 | コハクラン | 針葉樹林の林床 | 本州中部の八ヶ岳、櫛形山、中央アルプスの空木岳 |
| コケイラン属 | コケイラン | 林内のやや湿った所 | 北海道、本州、四国、九州―固体変異にヒメコケイラン |
| シュンラン属 | シュンラン | やや乾いた林内 | 北海道南部、本州、四国、九州―(ホクロ、ジジババ、ハツクリ) |
| H ツシマニオイシュンラン | 長崎県(対馬)―シナシュンランやタイワンシュンランと同じ香りがある | ||
| タチバシュンラン | 鹿児島県―広葉で立葉性 | ||
| ホソバシュンラン | 高知県東部―葉が狭く、幅2〜3mmのもの | ||
| H コラン | 熊本県(天草)―現状不明―(オオスミラン、タカクマラン)であったが最近になって確認された | ||
| H カンラン | やや明るい樹林下 | 静岡県以西、四国、九州―花色に変異が見られ淡黄緑色のものをセイカンラン、紅紫色のものをシカンラン、暗紅紫色のものをベニカンラン、緑紫色のものをヨゴレカンランという | |
| H ハルカンラン | 四国(高知県)、鹿児島県に稀産―シュンランとカンランの自然交雑種 | ||
| H ホウサイ | 常緑広葉樹林内の樹上に着生 | 屋久島、琉球 | |
| H ヘツカラン | 常緑樹林内の樹幹に着生 | 九州南部(大隈半島、甑島)、種子島、琉球 | |
| H ナギラン | 常緑広葉樹林の林床 | 関東南部以西、四国、九州、南西諸島 | |
| H アキザキナギラン | 常緑広葉樹林下 | 屋久島、対馬、沖縄 | |
| L マヤラン | 常緑広葉樹林下 | 関東南部以西、四国、九州、琉球―腐生植物 | |
| サガミラン | 関東南部―花色が白色で紫色を帯びない―マヤランの変異品 | ||
| サガミランモドキ | 関東南部でごく稀産。小型で花は帯緑色―マヤランの変異品 | ||
| オサラン属 | オサラン | 常緑広葉樹林の樹幹や岩上に着生 | 伊豆半島、紀伊半島、四国、九州、南西諸島 |
| H.L オオオサラン | 常緑樹の樹幹または岩上に着生 | 屋久島以南の種子島、琉球 | |
| H リュウキュウセッコク | 常緑樹林内の樹幹や岩上に着生 | 琉球(石垣島、西表島) | |
| フシナシオサラン | 石垣島、西表島―リュウキュウセッコクの変種 | ||
| セッコク属 | セッコク | 山地の常緑樹林内の樹上や岩上に着生 | 本州、四国、九州、琉球 |
| H.L キバナノセッコク | 常緑樹林内の樹上や岩上に着生 | 伊豆八丈島、四国、九州、琉球 | |
| H オキナワセッコク | 琉球 | ||
| マメヅタラン属 | マメヅタラン | 山地の樹幹または岩上に着生 | 本州関東以西、四国、九州(マメラン) |
| ベニマメヅタラン | 山地の樹幹や岩上に着生 | 変種で花色が暗紅色のもの | |
| ムギラン | 常緑樹林内の樹上や岩上に着生 | 本州関東以西、四国、九州 | |
| ミヤマムギラン | 常緑広葉樹林内の樹幹や岩上に着生 | 紀伊半島、四国、九州―とくに黄色花をつけるものをキバナミヤマムギランという | |
| H シコウラン | 常緑広葉樹林内の樹上や岩上に着生 | 琉球 | |
| タネガシマシコウラン | 屋久島、種子島 | ||
| H オガサワラシコウラン | 小笠原(父島、母島)―2枚の側萼片が前に長く伸びて縁が癒着し鳥のよう | ||
| H.L クスクスラン | 立枯れの木に着生 | 奄美大島、石垣島、西表島 | |
| ボウラン属 | ボウラン | 照葉樹の樹幹や花崗岩上に着生 | 三重県以南、四国、九州、種子島、南西諸島―暑さに強い。花は悪臭を放つ |
| H ムニンボウラン | 小笠原(父島、母島、聟島)の特産 | ||
| リュウキュウボウラン | 琉球―ボウランとナゴランの雑種説(前川) | ||
| クモラン属 | クモラン | ウメ、ツツジ、スギなどに着生 | 関東地方以西、四国、九州、奄美大島 |
| ヒスイラン属 | R コウトウヒスイラン | 尖閣諸島―着生の多年草で、現状不明種 | |
| フウラン属 | フウラン | 山林内の老樹上や岩上に着生 | 関東南部以西、四国、九州、琉球―江戸時代から富貴蘭の名で、観賞用として栽培される |
| ニュウメンラン属 | H.L ニュウメンラン | 常緑樹に着生 | 西表島、石垣島、尖閣諸島―(イリオモテラン) |
| ジンヤクラン属 | L ジンヤクラン | 石垣島―他物にはい登る | |
| タイワンフウラン属 | L ハガクレナガミラン | 西表島―着生の多年草、本属の北限 | |
| カヤラン属 | カヤラン | 常緑樹林内の樹幹(マキ、モミ、シイ)に着生 | 宮城県以南、四国、九州―北限は仙台で、耐寒性の強い着生種 |
| ムカデラン属 | ムカデラン | 日当たりのよい岩壁や樹幹に着生 | 関東以西の太平洋側、四国、九州中部以北 |
| マツラン属 | H.L カシノキラン | 常緑樹林内の樹幹(シイ、クス)などに着生 | 南関東以南、四国、九州、沖縄、南西諸島 |
| L マツゲカヤラン | 常緑樹林内の樹幹に着生 | 屋久島―現状不明 | |
| モミラン | 針葉樹と広葉樹の混交林の樹幹(カシ、モミ)に稀に着生 | 福島県以南、四国、九州 | |
| マツラン | 常緑広葉樹林内の樹幹や海岸のマツに着生 | 宮城県以南の太平洋側、四国、九州―(ベニカヤラン) | |
| ホシナシベニカヤラン | マツランの変種で、全体に紫斑点がないものが稀産する | ||
| ナゴラン属 | H.L ナゴラン | 常緑広葉樹林内の樹幹や岩上に着生 | 本州、伊豆半島、紀伊半島、福井県、隠岐、四国、九州、琉球 |
計75属317種
注1 本表は現在出版され市販されている各種の植物図鑑、園芸書、学術書を参考にして作成した
2 ( )内の和名は別名
3 和名の頭のアルファベットは、「危険性をもたらす要因についてのカテゴリー」で
HはCollection for horticulture 園芸用の採集
LはLogging 森林伐採
WはDestruction of wetland 湿地・池沼・河川の開発・埋め立て
RはRare 自生地・個体数が限られている
DはDevelopment その他の開発行為
GはDestruction of grassland 草地・草原の開発
PはCollection for pharmacy 薬用の採集
UはUnknown 不明
NはHerbivory by naturlized animals 野生化動物による食害
である。
4 「わが国における保護上重要な植物種」に本表の種名にない
ホシツルラン、サガリラン、ツシマラン、キバナコクラン、クニガミトンボソウ、
ケイタオフウラン、タイワンショウキラン、スルガラン、クロヤツシロラン、テツオサギソウ、
ダケトンボ、ナンバンカモメラン、ハハジマホザキラン、アオジクキヌラン、ナンゴクヤツシロラン
など15種名が掲載されている